神子と騎士、本来は心を交わしてはならない。
だが、東宮寺蒼玄と咲羅は運命に抗い、たったふたりだけの「永誓」を交わす。
神子と騎士の掟。
それを知りながらも、咲羅と蒼玄は互いに心惹かれていく。
月夜、咲羅が問いかけた「わたしが神子でなかったら?」
蒼玄はただ一歩近づき、「たとえおまえが神子でなくとも、俺はおまえを選んだ」と静かに告げる。
儀式を終えた夜、
互いに「掟を破れば罰せられる」と理解しながら、
蒼玄は咲羅に「誰が否定しようとも、俺はおまえを離さない」と誓う。
咲羅もまた、「生まれ変わっても、あなたのもとに帰る」と応え、
ふたりは心で「永誓の契り」を交わす。
朝の光の中、
ふたりは手をつないで歩き出す。
神も掟も超えた、
ふたりだけの未来へ向かって。
【短編第八話:永誓の契り】