#第一章
【死に戻り】から7年┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ロザリス子爵邸の窓辺に立つヴィヴィアンは1人決意を固めた。
(【あの日】まで後三年。ロザリス家は存続したし、兄様も揺るがない地位に居るわ。そろそろ次の手を打たなくては…)
6年前マリアは前回と同様にバルド公爵家に下賜された…。
シャルル.ド.バルド公爵からの求婚を最後まで拒んだマリアだったが、彼女の望むロザリス家への下賜を、ロザリス家の黒い噂を理由に認められず、失意の中嫁ぐ事になった。
一方で、前回との違いはロザリス家の存亡と、ヴィヴィアンの存在である。
一度目の生でヴィヴィアンが身につけたのは、【商才】と【政治力】隣国イシュガルディアでヴィヴィアンを助け、育てたのは
後の大豪商カルロス.イェーデン
商家に育てられたヴィヴィアンの【領地経営】はロザリス家を一気に安定させた。
そして、わずか19歳だった若き子爵ギルベルトを【黎明の翼】と呼ばれるまでに押し上げたが
【横領疑惑】の黒い噂を払拭する事は出来なかった。
ロザリス領民はそれを疑うわけではない。しかしバルド公爵家の息が掛かるこの地では全てを払拭する事は許されなかったのだ。
一方で、ヴィヴィアンはこの7年を賭けてシャルル.ド.バルド公爵の【暗部】を密かに探っていた。
1番の目的は1回目の生で聞いた噂。
【マリア皇女の白い結婚】
2年前。バルド公爵家に後継誕生しているが、バルド公爵の【愛人】の存在をヴィヴィアンは掴んでいた。だが、それが【白い結婚】の証明にならない事はヴィヴィアンもわかっている。
それを調べるうちにわかった事がいくつかある
【軍事費の横領】
【人身売買】