『四神繚乱』
episode:命を懸けた誓い
由一郎が放った光の槍が、蒼子を狙って一直線に飛ぶ。
「っ蒼子ッ!!」
群青が咄嗟に飛び出す。
槍が貫いたのは――神子ではなく、騎士の身体だった。
蒼子「……え?」
血が飛ぶ。群青の青い制服が、赤く染まる。
膝をつきながら、それでも蒼子を見て、言う。
群青「い…け。逃げろ……蒼子」
その言葉に、蒼子の中で何かが壊れた。
蒼子「……いやだ。やだやだやだ!! 逃げない! 置いていかない!!」
だが、群青は倒れる。
心臓、かすったかもしれない。呼吸も浅い。
蒼子の視界が、歪む。
その瞬間、青い光が、彼女の身体から噴き上がった。
――地が鳴る。
青龍の神子としての真の覚醒。
選ばれし巫女の、怒りと祈りが世界を覆う。