この夜、彼らの「関係」が一歩踏み出す――
恋、勇気、告白、キス…4組それぞれが特別な「初めて」を迎える、夏のクライマックス編!
蒼子の浴衣姿に、群青は目を見開いた。
「……似合ってる」
「えへへ、ありがと……。ねえ、群青。ずっと、こっち見ててくれるの嬉しいけど……今日は、言葉にしてほしいな」
「……俺は、ずっとお前の隣にいたい。これからも、護るだけじゃなくて……共に、生きたい」
蒼子がそっと手を差し出すと、群青はそれをぎこちなく握る。
――戦場では何百回も並んだはずなのに、
手をつないだだけで、こんなに心臓が跳ねる。
初めての「手つなぎ」は、彼らの永遠の約束のはじまりだった。
屋台の間を走り回る真白を、白銀が引き寄せた。
「お前、どこ行くねん! はぐれるっちゅうねん!」
「ご、ごめん……あんま人混み慣れてへんから……」
「……しゃあない子やな。こっち来い」
ふいに、白銀が真白を抱きしめる。人混みの中、真白は一瞬固まった。
「これで、絶対離れへんやろ?」