彼らが「騎士と巫女」になる以前、ただの子どもたちだった頃。
けれどそこには、すでに宿命と絆が芽吹いていた――
それぞれのカップルが幼少期にどんな出会い方をしたのか、
甘くて切なくてちょっと笑えるような、でも後から泣けるような
そんな“原点の物語”を綴っていこう。
──出会いは、6歳の春。田舎の神社の境内。
木登りから落ちた蒼子に、無言で手を差し出した少年がいた。
蒼子「……わっ、ありがと!えへへ、君、強そー!」
群青「……お前、バカだろ」
蒼子「ひどっ!」
──その日から、蒼子はいつも群青の後を追いかけた。
元気で明るくて、だけど時々泣き虫な蒼子に、群青は知らず惹かれていく。
蒼子「大人になったら、群青みたいな人と結婚したいな!」
群青「……俺も、強くなってお前を守る」
その言葉が、運命のはじまりだった。