【蒼龍ペア】

群青が壇上に立ち、やや緊張しながらも真っすぐ前を見て言う。

「僕たちは、今日、小学校を卒業します。つらいこともありましたが、それ以上に、たのしいことが、たくさんありました。とくに、あの時、○○山に遠足で登ったとき――」

まだあどけないけど、一語一語丁寧に話すその声が、体育館に響く。

蒼子は、まるでアイドルを見てるかのように目をキラキラさせて。

「……ぐんじょ、かっこよすぎん!?」

思わずこっそり拍手を先に始めて、隣の席の子に注意される。


【白虎ペア】

真白が答辞を読む。最初は緊張で声が小さいけど、途中から芯のある声に変わる。

「わたしたちは、六年間で、たくさんのことを学びました。まちがえるのがこわくて、最初は何も話せなかったけど、だんだん自信が持てるようになりました。……ありがとう。」

一生懸命な姿に、白銀はもう泣きそう。

「ま、ましろぉ……!うち、絶対一番でお祝い言いに行くからなっ!」

泣き顔で小さくガッツポーズして、近くの男子に「うるせーよ」って言われてた。


【朱雀ペア】