蒼龍の加護、地に満ちしのち、
各地の地脈に乱れ、わずかながら兆しとして現れ始めたり。
時は移り、四神の姿はその身を現すことなくなり、
その声のみが、神託として人々の夢に届くようになれり。
人の身にして神を降ろす術、
これを“神子”と称し、東の地より徐々に広まりぬ。
神を降ろす器は、魂にて選ばれ、
巫女としての資質を持つ者が各地より集められることとなる。
当初、神子は“巫女”として祈祷にあたり、
その加護は限られた範囲にとどまりしも、
神子を通じて降りた言葉は、人々の心を導き、
地脈の暴れを鎮める術として、次第に制度化されてゆく。
ここに、東・西・南・北、四つの地にて
神子を中心とする家が興りぬ。
このときより、四家の始祖たちは
それぞれの地脈を護る役目を担い、神子を擁する家系として定められたり。
神子を守り、支える存在については、
当初は“奉仕人”“供人”などと呼ばれ、明確な制度はなかりしも、
神子との絆を深く結ぶ者が現れ、彼らの在り方が後の“騎士”へと繋がることとなる。
神子制度、未だ整わぬこの時代、